私のお気に入りの工具をまとめてみる。
2003年に購入したKnipexのプライヤーレンチ
これ、なんだか分かりますか?
ウォーターポンププライヤーのように見えても、違います。
ニッパーやレンチで有名なKnipexという会社のプライヤーレンチという製品です。他のメーカーに類似製品はありませんが、極めて有能な工具なのです。
もっとも主な使い方は、モンキーレンチです。ナットを回すのに使います。とても使いやすいモンキーレンチになります。
それ以外にも、多くの使い道のある工具です。
つまり、モンキーレンチではないのです。この工具は、二種類の人に役に立ちます。エレキを専門とする人と、機械や建築などの大物を専門とする人です。
つまり、みんなです。
このレンチ、顎がフラットです。
握ると、テコが効いて、ウォーターポンププライヤーなみの力で挟めます。つまり、巨大なナットをつかんで回せます。
それだけではありません、フラットなので圧着タイプのコネクタの一部は、これでうまく締めることができます。万力を使う人もいますが、これだとポータブルなので現場でも使えます。
しかも、力がすごく強いので、針金を潰すくらいのことならできます。もちろん、クルミを割ったり、カニを割って食うこともできます。なにしろ、便利な工具です。
グリップが青と赤の製品と赤の製品があります。グリスべとべとの現場で使う場合は、赤の安いほうが洗浄しやすいかもしれません。
層じゃない場合は、赤青グリップをお勧めします。こちらは、赤い部分が硬質のプラスチック、青い部分が少し柔らかめの樹脂になっています。要するに、握りやすいのです。
2006年に購入した、PBの六角レンチ
次に紹介するのは、レインボー塗装のPBの六角レンチです。
最近ではPB以外にも何社かがレインボーカラーの六角レンチを販売していますが、元祖はPBでした。そして、六角レンチの品質が圧倒的に高いのがPBなのです。
ちなみに、このレインボーレンチはもともとスイスのPBが日本向け限定で製造し、販売していたものでした。今でこそ世界中で売られていますが、私が購入した2006年には、まだ日本でしか売られていませんでした。ヨーロッパ人やアメリカ人に、自慢したことを覚えています。
六角レンチがレインボーだと何故素晴らしいかというと、まず写真写りの良さです。フォトジェニックなことが大切なのす。というのも、作業手順を写真で記録して、マニュアルや報告書を作る際に、色が写真に写ることがあまりにも大きなメリットなのです。
そして、作業性の向上ももちろんあります。頭の中で色で認識できるので、複雑な組み立て作業などを行う際に、無駄に脳みそを使わなくてよくなります。些細なことかもしれないが、効果は大きいです。
それにしても、もっとも重要なのは、六角レンチとしての品質です。ボールポイントの形状精度、表面処理による十分な硬さ、そしてしなやかさと強度が重要です。
とくに細い六角レンチに関して、PB以外の選択はあり得ません。ボンジュスなどの廉価な六角では、安いが品質が低いのです。消耗品的に使うならそれでよのですが、
最近では、国産メーカーなどでも品質の高いボールポイントが作られているから、百均で買ったりしなければ形状精度が問題になるようなことはあまりありません。とはいえ、PBの品質は抜群に良いと私は思います。
安物を在庫してもよいのですが、いざというときに使えないのではやっぱり困ってしまいます。
2008年に買ったPBの貫通ドライバー
こちらもPBの製品、プラスの2番の貫通ドライバーです。
貫通ドライバーとは何かというと、
このように、軸がグリップの上面まで「貫通」したドライバーのことです。これ、何のためかというと、ハンマーでうしろからガンガンたたくことができるわけです。
大きな固着したネジなどや、塗装に埋もれたネジは、ハンマーでたたくことで外れるようになったりします。
このドライバーの素晴らしい特徴の一つがこちらです。軸の付け根のところが、六角になっています。こちらをレンチでつかむと、より強いトルクで回すことができます。
Knipexのレンチプライヤーはこういうときも便利です。
もちろん、先端ビットはPBの高品質高硬度ビットとなっており、とても精度が高い作りです。PBのプラスドライバーは、磁化させなくても、対応するネジがピッと止まって落ちません。それほど精度がよくできているのです。