PB(ピービーボーマン)の六角レンチ、はっきり言って値段が高いです。消耗品的な使い方をするなら買わない方がいいです。
私が購入したこのレインボーカラーの美しい六角レンチは、2009年には13000円ほどしました。今ではそれよりずっと安くなっているのですが、それでも10000円くらいはします。
この値段に見合ったメリットは何か?PBの六角レンチの高い品質、そしてカラーコード付きという付加価値が意外に高い、ということをお伝えします。作業工具として工具箱にひとつ、一生使うというつもりなら、この工具はおすすめです。
PBレインボー六角レンチの素晴らしさ
素晴らしいところを3つあげましょう。
- 非常に高精度な六角レンチ
- 剛性と弾性(しなり)の具合が素晴らしい
- カラーコードが意外なほど便利
実をいうと、カラーコード付きの六角レンチは、今では安物も売ってます。Monotaroブランドが売ってたりするくらいです。もう一度書きますが、消耗品的な使い方をするなら安物でよいでしょう。
もし、ずっと使うつもりなら、私はPBのレインボー六角レンチを強くオススメします。
非常に高精度な六角レンチだ
このボールポイントを見てください。見た目の美しさももちろんですが、とても高い精度で作られています。キャップスクリューのねじは、プレスの大量生産ですが、とても品質が安定しています。だから、レンチの方に精度がありさえすれば、作業品質が高まるのです。
スッと入って、クッとかんで、クルクル回して、スッと抜ける。手の動き全てが違和感なく進みます。変なひっかかりなど皆無です。いや、百均の六角でも同じだって思う人もいるでしょう。はっきり言ってわずかな違いです。でも、高精度ってほんとに楽しいのです。イラっとする瞬間がまったくない。
プロとして仕事をするなら、そのわずかな違いで仕事の気分が高まります。もちろん、製品を傷つける事故も減るでしょう。
剛性と弾性(しなり)の具合が素晴らしい
剛性としなり具合が大事なのは、特に細いレンチです。
ちょっとネジが固まっていたりするとレンチはなかなかまわらないことありますよね?そんなとき、ダメなレンチだと折れてしまうことがあります。
PBのレンチは、必要十分な剛性がある一方、一定の力をかけるとしなります。しかも粘りがあるので相当にしならないと折れないのです。
私は仕事でまれにインチのレンチも使いますが、細い側はPB製品で揃えていきました。ダメなレンチは折れてしまって時間を無駄にしたり、製品を傷つけてしまったりします。
結局、PBのちょっと値段の高いレンチは、割安なのです。一生使えそうなほど、丈夫です。大切に使いましょう。
カラーコードが意外なほど便利
レンチのサイズを口で言っても伝わらないことありますよね。2.5mmのレンチをとって!と言ってるのに、なかなか渡してもらえないこと。そんなとき、カラーコードがあれば、簡単に伝わります。
あと、カラーコード付きのレンチは、写真写りがとても良いのです。作業記録を映像でとっておけば、あとからネジのサイズが一目でわかります。
あとはもうひとつ、この色は愛着が持てます。どうでもいいレンチはすぐ紛失してしまいますが、PBのレインボーレンチは一本たりとも無くしたことがありません。道具に愛着が持てるというのは素晴らしいことです。大切にできれば、モノを散らかしてしまうことも無くなるでしょう。結局、仕事の段取りが早くなるのです。
PBの六角棒レンチセット(レインボーカラー)