ブラックゴーストの生態と飼い方

ブラックゴーストの生態と飼い方をまとめました。

ブラックゴースト(学名:Apteronotus albifrons)は、Apteronotida科に属し、いわゆるトランペットナイフフィッシュやデンキウナギなどと同じグループに分類される南米原産の熱帯魚です。

昔からよく飼われていますが、色彩が地味で夜行性ということもあり、熱帯魚好きでも興味をあまり持たないままの人が多そうです。

でも本当は、面白い生態を持ち、動きがとても楽しく、まるで犬のように人になれやすい素敵な魚なのです。美しくオシャレに飼うというより、楽しんで観察する魚と言えるでしょう。

ブラックゴーストの特徴

遊泳性

その姿から想像できないほど、遊泳が上手です。ホバリングしたりバックしたり垂直移動したりします。一方、障害物なども極めて上手に避けることができるので、それほど広い空間が無くても窮屈さは感じません。

広い水槽で飼うと、悠々と遊びます。

色彩

ブラックゴーストの名前の通り、頭と尾の一部を除きほぼ黒一色です。頭部から背中にかけて走る白いラインがありますが、歳を取ると不明瞭になっていきます。成熟すると、黒一色になる個体もいます。

他のナイフフィッシュには背びれがありますが、ブラックゴーストには背びれがなく、腹びれから尻びれまでが一体化した独特のシルエットを持っています。

発電性

デンキウナギの仲間です。エレファントノーズフィッシュやデンキウナギ、デンキナマズなどと同様に微弱な電気を発して餌や障害物の位置を感知する能力をもっている発電性の魚です。

病気への耐性

丈夫で特にかかりやすい病気もありません。

 

大きさ/成長速度

最大40cmになりますが水槽内では30cm以内で止まることが多いようです。売られているときは5cm~7cm程度の1歳の幼魚サイズが多く、最初の一年で10~15cm程度になります。栄養状態と水質の安定したよい環境であれば急速に成長し、一年で25cmに到達することもあります。その後は成長速度が穏やかになり、年1~5cm程度の成長速度となります。

35cmの老齢個体

ブラックゴーストの飼育法

水槽のサイズ

最終サイズでは90cm以上が理想ですが、単独飼育を前提に考えるなら60cmでも終生飼育が可能です。遊泳が上手で立体運動ができるので、高さのある水槽でも面白いでしょう。

水流

水流があっても力強く泳ぎますが、疲れるとすぐに休んでしまいます。もともと穏やかな場所で暮らしている魚ですので、ゆったりした水流が望ましいでしょう。

水質・水温

適応水温の幅が広く、25度を中心に22度程度まで下がっても平気です。冬場は低めの水温のほうが電気代が浮きますが、あまり下げ過ぎると白点病になりがちになるので注意しましょう。

水質は、弱酸性から中性を維持していれば特に問題ありません。

底砂

あってもなくても大丈夫です。水質に影響を与えるサンゴ砂などは向きません。

水草との相性

水草水槽でも飼育可能です。いたずらもあまりしません。

隠れ家・シェルター

夜行性で、昼間に隠れることのできるシェルターが無いとストレスになります。塩ビパイプや流木などで隠れ場所を用意するのが望ましいでしょう。また、面白そうに遊ぶので見ていて楽しいです。

眠るブラックゴースト

日中はシェルターの中で体を横にして休む姿が見られます。クラウンローチなどもそうですが、まるで人間のように横倒しになって寝るので魚っぽくありません。

ブラックゴーストの餌

肉食魚用のタブレット、冷凍赤虫、冷凍イトミミズ、メダカなどの生き餌で育てます。タブレットだけでも大丈夫です。

給餌は夜間に行いますが、昼間でも起きて食べます。

ブラックゴーストの混泳

基本的に他の魚にいたずらしません。ただし、発電性の魚とは相性が悪く、激しく争う場合があります。複数飼育がうまくいく場合もあるようです。

繁殖

不明

その他

外国の熱帯魚サイトなどではBlack Ghost Knifefishを略してBGKなどと表記されることがあります。

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