通勤・出張にモンベルのアウルパック20を使ってみて良かった点、悪かった点

通勤用のリュックサックが欲しいと思いました。

しばらくパソコンを持ち歩くことが無くなっていたので、リュックサックを使うことを止めていました。かごアリ自転車を使っていたので、重いリュックサックを使うよりも安くて小さい鞄を使うほうがマシだと思えるようになっていたからでした。

ところが自転車を盗まれてしまってから、歩くことが多くなりました。kindle paperwhiteを買ってからは、歩きながら論文や本を通勤途中に読むようになりました。すると、両手が開くことに強い魅力を感じ始めました。

そんなわけで、リュックサックを選び、購入し、1年以上使ってみました。この記事は、その記録です。
(2016年10月初稿)
(2017年3月加筆)
(2017年6月加筆)
(2017年10月加筆)

どんなリュックサックが欲しかったのか

最も重要なのは、体感の運びやすさ

まず、いくつかの商品を実際に背負って選んでみました。店舗巡りをした期間はおよそ1カ月、その間にめぼしいメーカーの製品はチェックしたつもりです。

その中で出会ったのが、このモンベルのアウルパックでした。

軽いことは大切だ

登山に使うバックパックの場合、だいたい必要十分なサイズを選び、ぴったり荷物が収まるように選びます。一方、日常使う鞄の場合、ぴったりの状態で使うことはまれです。荷物がほとんどない(ノート一冊)のときもある私は、鞄をほとんどスカスカの状態で使うのです。

そういうときには、1kgを超える鞄の重さはバカバカしくなります。そんなわけで、バックパックの軽さは重要です。

軽さで選定していたとき、こちらのモンベルのディライトバックも候補に挙げていました。重量が:410gでアウルパックの640gよりも軽量で、値段も2000円ほど安価、しかもジッパーは防水仕様です。

今考えても悪くない選択肢だと思いました。

ただ、下記のような事情で仕事道具を運ぶ際の実用面を考えて、アウルパックを選択しました。

A4のファイルが入ることが大切

基本的に書類といっても論文の印刷した束(私は紙派である)であり、紙ファイルに綴じている。バックパックのとくに上側がすぼんだ形状であると、紙が少しずつ曲がっていってしまう。だから、スクエア形状であることは非常に重要だ。

運びやすさというのは、背中側のパッドの剛性と形状が重要

登山計画を建てる場合と異なり、日常の持ち物のパッキングは雑で、強いこだわりをもってレイアウトを決めることもない。だから、いろいろなものを入れても、少なくとも背中の接触部分はいつも安定して荷物と身体を繋いでくれなければならない。

安い事は良いことだ

私は、山で仕事をしていたことがあるが、モンベルの製品は安いなりに必要な機能を満たしてくれていたので気に入っている。一級品ではないけれども、正しく仕様を決定してそれを実現する正しい二級品の作り方をしているのだと昔から感じている。

登山をやっている人間には、モンベルはいわば安物ブランドで素人にさかんに宣伝されているところがいけすかないと言う人もいるけれども私は好きだ。(高級ブランド志向の人は別の製品を探した方が良いかもしれない)

購入してみた

店舗で見たものをAmazonで購入した。店頭での値段は8900円だったが、Amazonの表示価格は9612円だった。お?っと思ったがなんのことはない、消費税が外税か内税かの違いであり、ネットで買っても値段は一緒である。

店頭で買うと展示品を買うことになるが、ネットで買うと蔵出し品になるし、配達してもらえる。

登山用のバックパックとアウルパックの違い

いくつかの特徴は登山用品のそれとよく似ている。

まず登山用品との違いを見てみよう。

生地が極端に薄くない。アウルパックは20Lクラスの軽量バックアップと比べると、生地が厚手である。ただし、20Lクラスの高機能バックパックと比べると同程度の重さであり、付加機能が省略されている。

従って、重さの割には機能は少な目である。毎日使っても破れないことが重要だが、重量的な要件としても登山用のバックパックと同程度の軽量感を与えるという要件定義なのだろう。

腰ベルトがない。登山用のバックパックにはしっかりした腰ベルトのついたものがある。これは重い荷物を担いだ時に力を分散させるために有用な機能だ。とくに、リュックを背負ったまま走りたい場合などには便利である。けれども、普段使いのリュックにおいては邪魔になりがちな部分でもある。胸ベルトとは異なり、垂れ下がると床についてしまうほどになるからだ。

サイドのボトル用ポケットがない。軽量のものを除けば、再度にボトル用のポケットがあるというのは典型的なデザインである。これは旅行中や長距離の移動中にはとくに便利なものである。アウルパックはたまに行く海外出張などでは必ずしも便利ではなく、むしろ普段使いに便利な通勤用カバンだと思ったほうが良い。(モンベルさん、片側でよいからサイドポケット欲しいよ!

 

逆に登山用を選ぶメリットもある。→ポケットが多い、走りやすい。

ただし、スクエア型ではないので、A4書類だと角に力が加わりやすい。別途ハードなインナーケースが必要になるかもしれない。

A4ファイルサイズの書類を入れるとこんな感じ

A4のファイルを入れると、上側にこぶし一個分以上の大きな余裕がある。書類が痛むということはなさそうだ。やや余裕がありすぎる感じもあるが、出張などで衣服を入れるときにはこの余裕が有難かった。

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胸のベルト

ベルトの位置は縦に調整できる。簡単には動かないのでズレて困るということはない。

背中のパッドはしっかりしていてクッション性がある。

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上部小ポケット

このポケットは、内側がメッシュになっていて、大きな部屋側に繋がっている。コンパクトデジカメを入れる程度の寸法がある。

このポケットは、きわめて使いやすい。その日のむ薬や、コンパクトカメラ、ポケットティッシュなどを入れている。

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パソコン固定部

内側にも調整可能なベルトがあり、決まった厚さのものであったら、動かないようにホールドできる。これは便利だと思う。

(便利だと思っていたが、大して重要ではないかもしれないと思うようになった、私は神経質なほうではないので、ノートパソコンはそのまま放り込んでしまうことのほうが多いようだ)

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小物ポケット

二室になっており、外側もA4ファイルが余裕で入るスペースがある。こちらは小物用の収納ポケットが多めに設定されている。登山用ザックとは違い、完全に通勤用である。

このポケットにはどちらかというと普段使わないものを放り込んでいる。チャックのないポケットはあまり使わない。(できたらマジックテープなどでよいから止められると有難いと感じる。)

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傘収納ポケット

底部に傘を収納できるポケットがついている。使うかなぁ…と思ったが、非常に便利だ。傘のように普段使わないものは、視界に入ると散らかっている気がしてしまうが、隠して置けるので便利だ。

傘をいつも持ち運ぶという習慣は無くなっていたが、これがあると隠し持ってもよい気がする。

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ここに入れられる傘は、おおむね26cm以内程度。折りたたみ傘としては小さめの部類の傘になる。

調べてみると、モンベルで売られている軽量折り畳み傘は全て入りそうだ。

 

引用:モンベルオンラインショップより

 

傘収納ポケットにミニ三脚を入れてみた

カメラ撮影用のミニ三脚にマンフロットPIXIという製品があるのですが、こちらのサイズが都合よくこの傘収納ポケットに収まりました。

傘と両方だと濡れてしまいますのでアレですが、トラベル三脚ってとっさに引っ張り出したいものなのでこのスタイルで落ち着いてます。驚くほど便利です。

マンフロットの小型三脚PIXI MTPIXI-B(旧型)を買ってみて感じたこと

ザックカバー

ザックカバーは、Amazonで買った300円程度の製品を使っていた。

だが、ふと立ち寄ったモンベルショップでモンベルの製品を見て分かった。モンベルのが欲しい。

圧倒的にコンパクトなうえに、伸縮性があってザック形状にフィットするからだ。これ、今使っているのがダメになったら、買ってみようと思う。



 5か月使ってみた時点での感想

ポケットの配置がすばらしい。この製品は、数世代バージョンアップを繰り返してきた製品であるが、ポケットの配置は素晴らしい。とくに、大きな二気室構造(大きな部屋とその外側の大きなポケット)の関係、そして上部の小さなポケットの位置は本当に素晴らしい。それぞれポケット大中小と呼ぶことにすると、中のポケットは開口が上部だけであり、大のポケットは両サイドまで全開する。小のポケットは頻繁に使う小物、中のポケットは電車の中などで読みたい本など、大のポケットはメインの収納ということにすると驚くほど使いやすい。ポケットは開けばよいというものではないということが良くわかる。

耐水性はもう少し積極的に付加してもよいと思う。私にとって、傘を差さずに雨の中をソレっと走って目的地まで行っちゃえという選択ができることは気持ちの良いことだ。ほとんど電車移動をしているような都市部のサラリーマンにとっては雨に鞄をさらすなどということは無いのだろうが、チャックや素材で簡単に付加できる程度の防滴性は配慮されていてもよいと思う。

明るい色が選択できると楽しい。色はいかにもスーツに合います的な黒系のカラーがラインナップされている。でも、もう少し明るい色が選択できてもよいと思う。まともな会社のサラリーマンを想像すればそれでよいのだろう、でもそれってちょっと寂しい。たまに限定販売とかでもよいので、素敵なカラーの製品があると楽しい。緑とか、赤とかね、、

若干、背中が暑い。 年中使うには、夏場が暑いと思う。走ると確実に暑くなる。クッションがしっかりしている分、放熱のゆとりがもっとある。

まれにベルトの位置がズレてしまう。ザックのベルトが設定位置からずれて左右の長さが違っているということを月に一度ほど経験する。これは改良されるとよいと思う。

8か月使ってみた時点での感想

出張に出る頻度が高くなった。余裕のスペースが意外と大きいことに驚かされた。商売道具と合わせても二日分程度の荷物はパッキングすることができる印象である。

全体的に肯定的な評価。次も買いたいと思える製品である。モンベルさんには更なる改良を期待したい。

 

 

アウルパックと競合しそうな製品

次回バックパックを買おうとするときのために、気になっている製品を見つけたので追記する。

こちら、コロンビアの サードブラフ20L という製品である。

一応、雨水への配慮があり、カラーバリエーションもある。そしてアウルパックでは旧版から廃止された「まともな取っ手ハンドル」がついている。

デザインの好みはともかくとして、比較してみるとよいかもしれない(まだ私は現物を見ていない)

登山靴は日常づかいに凄く使えるという話

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