ハッコーのはんだごて、FX-951かFX-888で悩んでいる方は、是非FX-951を購入しましょうと言いたいです。
FX-888 vs FX-951
カタログ上のパワーはFX-888が70W、FX-951が75Wで、1割しか違いません。しかし、やはりヒーターと温度制御用のセンサが小手先側にあるぶん、FX-951の方がググっと制御が効くわけです。そのために消耗品の値段が高くなる、そういうことですね。
といってもFX-951にはスリープ機能がついていて、子手台に置くと勝手に温度が下がってくれます。この機能が素晴らしくて、体感では小手先の寿命が2倍以上に伸びる感じです。そのため、FX-951の方が消耗品である小手先の値段が高いというのは実は見かけだけで、小手先の寿命まで考えるとFX-951の方が断然お得です。
FX-951本格的に使ってみたけどFX-888とは熱回復がまるで別物。効率上がりそう!
— Hiraku TOIDA (@HirakuTOIDA) March 2, 2014
Amazonなどでぐぐっと値下がりしてきているので、もうFX-888を買う理由はほとんどありません。買い替え検討中の人は、いまある小手先を使い切ったら是非買い替えましょう。
もっと使うなら、FX-100
実は最近、ネットオークションなどで中古のFX-951が値下がりしてきています。なんでかというと、もっといい奴がでたからで、それがFX-100です。
FX-100は抵抗ヒーター加熱ではなく、コイル誘導加熱(IH)を採用しています。内部から発熱するというより、小手先の金属部分自体が発熱体になるわけで、めちゃくちゃに応答が早いわけです。
誘導加熱ということで、デリケートな電子部品に不安でしたが、普通に皆さん使うようになってきており、特に電気的な問題はなさそう。見た目も素晴らしくかっこいいですね。
唯一の問題はその値段の高さだけのようです。プロの道具なので、経費あまってたら一発買っちゃいな、って感じです。
FX-100めっちゃいいですよね。布教しましょう。
— Kohei Matsumura (@matsumur) July 5, 2019
はんだごては寿命の長いアイテム
はんだごてはとても寿命の長い工具です。僕の場合、一本10年使って壊れたケースはありません。一番長く使っているのは、25年前から使っています。
そんなわけで、買うならいい奴を買うというのは、良い考え方だと思います。10年使えば、年間4000円で4万円の半田ごてが使えるのです。その時点でも、半値で売却できる気がします。
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