貴金属価格が上昇しまくってきた

貴金属価格が大幅に上昇し始めた。

金、銀、プラチナ、パラジウムなど、いずれも上昇している。銀に至っては、3月のコロナショック底値から2倍に高騰した。そして、まだ止まる気配がない。

なぜ貴金属価格が高騰しているのかというと、各国政府が通貨を刷りまくったからだ。これは、金融緩和とも呼ばれる。

政府も、特定給付金、持続化給付金をはじめ、大量のカネを刷って配った。それだけではない、日銀に至っては株の買い支えまでした。

このようなことが起こると、「日本円の価値」が下がってしまう。発行量がどんどん増えてしまう円に対して、埋蔵量が有限で変化しない貴金属は、相対的に価値を増す。

日本だけでなく米国や欧州でも同様のばらまきがなされたから、為替の変動幅はさほど大きくない。ドル円はレンジを保っているし、ユーロ円もかわらない。つまり、いわゆる円安・円の暴落にはなっていないのである。

しかし、金や銀などの貴金属に対してはどうだろう?金・銀・プラチナは、一気に暴騰した。つまり、円は貴金属に対して暴落しつつあるわけだ。

僕は、だから金を買えなどというつもりはない。ただ、その恐ろしい現実に気づいてほしいとおもっている。政府がカネをばらまいて、金の価格が上昇しても、ロックダウン政策によって企業業績は明らかに悪化している。株価が上昇していても、金の価格は株を上回って上昇してしまっているのである。

遅かれ早かれ、市場は株を買うよりも貴金属を買う方が得だと気付くことになる。そうなると何が困るかというと、事業に投資するよりも、貴金属を買って寝かしておくほうが得になってしまうということなのである。

このような社会では、企業は縮小していく。雇用も縮小していく。産業に投資する意欲がなくなり、ただ、現物資産である貴金属に投資資金が退避してしまう。すると、ますます貴金属価格は上昇する。

不景気の中で貴金属価格が上昇する場合、法定通貨の価値が限界まで下がるまでこの現象が続きうる。つまり、国家財政が破綻するまで、国家の刷る通貨の価値は失われる恐れがあるわけだ。

だからといって、僕は貴金属を買えというつもりはない。できるなら日本をつぶすような投資行動は控えてほしい。僕は買っているけれど、

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