再生可能エネルギーでデータセンターに電力を供給する水素燃料電池への投資を加速させるマイクロソフト

マイクロソフトは初めて、水素燃料電池を使用してのデータセンターサーバーに48時間電源を供給した。これは、化石燃料を消費する発電機への依存を減らす可能性を開拓する同社が設定したマイルストーンのひとつだった。

https://www.geekwire.com/2020/microsoft-makes-hydrogen-fuel-cell-breakthrough-quest-power-data-centers-renewable-energy/

記事にもあるように、燃料電池によるデータセンター稼働は、より広範囲なグリッドを構成して脱炭素を実現させる試みになりそうだ。

つまり、従来であれば大電力を消費する一つの拠点に大型のディーゼル発電機を統合する必要があったが、燃料電池が実用的であることがわかれば、風力や太陽光による発電と組み合わせて、広い地域に分散して配置することができるようになる。

たとえば、米国であればその国土の大半が利用されていない砂漠である。データセンターは大量の電力を消費するものの、電力さえあれば最小限の人員で稼働できる巨大装置であるから、必ずしも都市部、あるいは電力網に近接させる必要はない。

さらに、電源系も含めて複数のデータセンターに分散させて冗長性を確保すれば、よりロバストなネットワークを構築することができる。

燃料電池は、無振動・無排気なのでデータセンター室内に設置することさえでき、ディーゼル発電機のように機械要素を含まないから、寿命の予測が容易になる。

もちろん、このような話題は、今後どれだけ速やかに燃料電池の応用事例が実証されていくかにかかっている。

ただ、はっきり言えることがある。燃料電池には、プラチナのような白金族元素が絶対的に必要になるということだ。プラチナは埋蔵量が有限であり、使用できる量に限りがある。近い将来、貴金属を確保した者だけが、便利な電力を利用する権利を持つことになる。

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