40代が元気に暮らしていくための考え方

40代になって、自分のメンタルと立ち向かわなければならないことに気づいた。いや、もっと前から気づいていなければならなかったのかもしれない。自分は、そしておそらくヒトという動物は(主語を大きくしてみる)、25歳を過ぎたあたりから急速に孤独に弱くなる。10代から20代前半は、むしろ孤独を楽しめるのである。

おそらく生物としてのヒトは、12~20歳ごろに繁殖期を向かえ、その後は群れを構築して生きていく生き物なのである。12歳ごろから20歳ごろは、それまでの群れから飛び出して遠方にパートナーを探しに出る時期なのであって、25歳以降というのはこの時期が終わって目の前のパートナーと群れを再構築していく時期にあたる。

12歳から20歳ごろの時期、私たちは孤独を積極的に選択することができる時期である。20歳を過ぎると中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもあるドーパミンは、加齢とともに減少する。ドーパミンの分泌が多いということを凄い大雑把にいうと、10代の我々は覚醒剤の作用をうけているようなものなのである。

これは先に述べたストーリーに照らすととても合理的である。ヒトは10代がはじまるとドーパミンの多めの分泌をうけてより冒険的になり、孤独を無視するかむしろ積極的に選択して楽しめるようになる。これが中年になると後退し、群れに所属することに失敗している場合には強い孤独を感じるようになり、極端な場合にはうつ症状になっていったりする。

文学作品に描かれるように中年以降孤独と向き合えるようになるというのは、おそらく嘘なのであって、多くの中年にとって単なる願望なのである。年を取ったら、体力や精神力という抽象的なパラメータが変化するのではなく、内分泌系においてホルモンのバランスが具体的に変化する。この変化に自分の「計画」「やりたいこと」が追従できないと、極端に成功経験の頻度が低下したり、満足感が得られないなどの現実の問題が起こり始める。そして、その問題の原因を老いや環境に求めてしまったりすれば、解決不能な話しになってしまう。

現実問題として、40代で孤独であるとしたら、それはただちに解決できる問題ではない。それこそより冒険的になり、10代のように闊達にならなければ、過去を取り戻すことなどできようがない。つまり、まだ老いていってる場合ではないのである。ただ、明らかに内分泌系は変化してしまっているから、そこを理性的に突破しなければならない。

なんで落ち込んでいるのか、なんでやる気がでていないのか、やる気がでていないとしてやるべきなのかやらないべきなのかということを本能に頼って判断できたのは若いころだけなので、そればかりはもはや理性的に判断していくしかない。中年になってしまったら、そして人生の課題を乗り越えられていないのであるならば、一旦自分のアイディアに向き合って、大きな計画を立て、それが不可欠なのか捨てて良いのかを感情ではなく理性によって判断する時間をもうけなければならない。

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