プラチナ急落中

嬉しい。

2月25日にポジションを1/4に減らして、レバレッジなしになっていた状況でプラチナの急落を経験した。2月28日に金を800グラム買ってしまったので、ちょっと早まったかもしれないけれど、最初に大きく下げたところをはずせたのでかなりハッピーである。

タイミング的には50万円くらい得したことになる。これはまったく偶然だった。ハイレバトレードをやめておだやかにホールドしようと判断したタイミングがドンピシャになったのだ。

ここでふたたび相場に大きくポジションをとるべきかどうなのか悩んでいる。とりあえず、もう一日待つことにする。ここで下げなかったら縁がなかったってことだ。もう一段の下落があったらその時点でもう一度再エントリーを検討しようと思う。

スルスル上がってしまったら縁がなかったという話になるけれど、それもまた人生。そのときは相場に張るボリュームを減らす良いチャンスだ。

プラチナ投資する場合に監視するべき事柄

プラチナ投資するにあたって、監視するべき事柄をリストアップする。素人にありがちなのは、すでにその道の人はみんな知ってる情報に執着して売買してしまうことだ。たとえば「プラチナが触媒として役に立つ」なんてことは、とっくにみんな知っているので、そんなことでこれから相場が動くなんてことはない。

重要なのは冷静に新しい情報を仕入れることだ。そんなわけで、下記にリアルタイムで監視するべき事柄をリストアップしておく。

  • ドル円
  • 南アランド
  • Eskomの停電、発電所の運転状況
  • 南アの鉱山での労働争議
  • 南アの株価
  • ダウ、SP500
  • ドル円
  • 自動車業界の情勢
  • 水素燃料電池関連の情勢(政策変更など)

プラチナ、60%の利益確定

昨日、2/12の金曜日にプラチナETFの利益を60%確定した。ほぼフルレバレッジ状態で利益を伸ばしていたが株価も並行して高騰しており、あっちが崩れると、、、という不安に負けたのである。なお、現物で買っていた分は残しているから、ここからも相場が伸びれば、、、ちょっと寂しいけどまだ嬉しい。

でも、今思えば自分はついていた。この2か月くらいで資産は2倍に増えた。これ以上を望むのは贅沢というものである。ここで一旦利益確定し、次の手を考えようと思ったのだ。後にならなければ分からないが、この判断はそんなに悪くないと思っている。

さて、現在の自分の中の不安を言葉にしておきたいからこの記事を書く。

まず、自分は株のスクリーニングを時々行っているのだけれど、最近、いちじるしく買いたい株が見つからないことが気になっている。とくに日本株では絶望的に欲しい株がない。だからといって自分は現金嫌いだから、何かポジションをとりたいという執着があるのだ。

もちろんこういう執着は危険で、こういうときはポジションを減らして待つも相場である。とりあえずキャッシュポジションを増やすというより、そんなわけで信用で買っていたポジションを清算して利益を確定したわけだ。まぁ、全資産の3倍近くプラチナに1点張りしていたのだから普通に考えれば危険なポジションどりだった。でも、それだけ自信はあった。今も上がっていくプラチナを見て後悔していないといえばウソになるが、ベストな判断だったと自分をほめてやりたい。

来週の方針だが、今度は少しずつ信用を使ってゴールドを買っていこうと思う。現在、米国の長期金利が上昇しつつある。この傾向が続けば、ゴールドは値下がりしていくはずだ。これを逆張りで少量ずつ買っていく。とりあえずの目安は、一日あたり50グラムペースで3か月、20日移動平均線の下だけを買っていこう。

この方針の次のチェックは来週末だ。

さらならるドルの1段安は来るのだろうか?

さらなるドルの一段安(ここではドルインデックスの1段安)は来るのだろうか?

自分は近いうち、おそらく四月までには来ると思っている。バイデン政権はそれまでに最低賃金アップを本格的に政策として推進するだろうからだ。

最低賃金の上昇は、米国のとくに下層労働者から仕事を奪うことになるだろうが、実際にはそうはならない。バイデンは莫大な補助金を配ってこれを穴埋めしようとするに違いないからだ。

そうなれば、米ドルへの信認は大幅に低下し始める。ドルは対ユーロで大きく売られることになるだろう。

ドル円はどうなるかという予想を避けるのは、おそらく日本国政府も米国政府に追従するであろうからだ。最低賃金を上昇させることで円の信認も同様に破壊する。ドル円はこれまで通りヨコヨコで推移するだろう。(日本の輸出企業の都合が優先されることもあって、ドル円を動かすような政策は良くも悪くも取れないのである)

こうなれば、円ベースで買うべきは貴金属である。最低賃金の上昇は着実なインフレを招くことになる。これを大喜びする人もいるようだが、実際は喜ばしいものではない。

賃金の調整には、倒産や解雇、再就職というプロセスを必要とする。この間、労働者は旧雇用主にしがみつこうとするし、雇用主はこれをふりきろうとするから、激しい軋轢が生じる。この軋轢の末に賃金と労働条件は調整されていくはずだ。消費財などの価格は賃金よりも先行して上昇する。労働条件の更新とくらべて、商品の値札を張り替えることは簡単だからだ。一連の調整が終わった時、労働者は1500円の最低賃金と、それ以上に値上がりした物価を経験することになる。

さて、自分にとって重要なのは労働者が苦しむかどうかではない。どうやって儲けるかである。民主主義はそれが合理的であるかどうかと関係なく、感情的に最低賃金上昇を支持するだろうからだ。

産業が調整にコストを要すること、物価が上昇すること、が分かったなら、最初に上昇してくるのは何かというと、商品(コモディティ)の価格である。穀物や農産品などの価格は上昇するだろうし、貴金属や石油などもドルや円ベースでは上昇するだろう。また、資源国通貨も上昇しやすくなる。

自分が投資するのは、貴金属である。貴金属はこの調整局面が長く続いても、その間ホールドできる安全資産になりえるからである。ドルの下落、円の下落、賃金水準の低下という局面において、金・銀・プラチナは輝きを増す。

人々が最低賃金の悪夢から覚めたとき、十分な貯えを残すことができた資産家だけが、彼らを雇うことができるのである。

南アフリカの電力事情は少なくとも2021年12月まで改善しなさそう#プラチナ

こちらの記事を参照

https://www.moneyweb.co.za/news/south-africa/despite-improvement-eskom-sees-load-shedding-as-likely-until-december/

プラチナ価格が高騰しはじめているが、その背景には南アフリカの電力事情が大きく効いてそうだ。南アでは、電力を国営企業が握っており、腐敗と管理の失敗が膨らんでしまった結果、電力供給はひたすら回復せずにいる。

こちらの記事でわかりやすく言及されているように、おそらく12月までは少なくとも部分的な電力制限=停電が続くことになる。

事情は、どれだけ発電所の故障が生じるかによって左右され、故障の発生確率はまったく仮定に過ぎないため、予想には大きな曖昧さが残っている。

南アでは長期にわたるロックダウンの間、鉄道線路や電力線が盗難にあい、インフラが壊滅的に破壊されてしまっている。そのため、ギリギリの状態で稼働している発電所もうまく維持し続けられるか怪しい。

仮に2015年の電力危機のような状況に陥れば、白金族元素の相場は大きく動く可能性がある。

1541どうしよう

1541 純プラチナ投資信託、どうしようか迷ってる。

昨日2/9に、YouTuberである高橋ダンがプラチナETFを推奨する動画をあげた。これをうけて、今日の1541の出来高は急増している。いまのところ先物とくらべてマイナス側にあるので決して割高感はないが、このあと状況は変わる可能性がある。

さらに、先物のチャートは急伸しており、とても強い。また、ファンダメンタル的にも南アEskomの停電懸念がくすぶっているから、ここからさらに上昇する可能性が高い。

ただし、インパラプラチナの超強決算がでており、生産者は十分に儲けているようだから、生産者(コマーシャルへッジャー)からの売りは強めになってくる可能性もある。

昨年1年様子を見ていた感じだと、仮に1541が200円程度上側に乖離したとしても、修正には数日から数週間かかる。

だから、ETF1541が先物を追い越しても慌てずに対応しようと思う。今後、ニュースなどで強気の報道がされるならば、このETFには初心者が群がることになる。そのときは、田中貴金属などの小売価格を目安にするかもしれない。このブログで過去にETFの理論計算の方法について述べたように、このような判断は明らかに間違っているわけだが、相場とは参加者がどう考えるかで動くものであるし、今の状況はそういう状況なのである。

仮に強気相場が続くのであるならば、田中貴金属の小売価格あたりを目安にして、それに近づいたら売るくらいの強気の態度でもよいかもしれない。

プラチナ価格が高値更新へ

プラチナ相場は引き続きするすると上昇してきている。

面白いことに、ドル安傾向の中でも顕著にプラチナは売られている。この傾向は金や銀にはあまり見られていない。すなわち、プラチナ固有の要因でプラチナ価格は上昇しているようにみえる。

ここ数週間で報じられたいくつかの事実は、南アフリカでのプラチナ生産が困難になりつつあることを示している。

まず一つが、南アフリカの国営電力会社Eskomの財務危機だ。インフラを国が独占していると、低品質でも新規事業者に置き換わることができない。市場競争がないため、長年の管理ミスと汚職が積み上げられ事情はどんどん悪化していく。(仮に自由化されていれば、他の企業が参入し、とってかわることに成功していたかもしれない)

Eskomの老朽化した石炭火力発電所は、総設備容量が44,000MWだが、すでに16,000MWの発電容量が失われていると報じられている。さらに今後事情は悪化していくはずだ。ある水準までいけば、太陽電池によるオフグリッド化が始まるかもしれないが、それもまだ政治的な軋轢の中によどんでしまっている。

もう一つの問題は、南アフリカ政府がCovid-19関連の規制を強めていることだ。昨年末まで期待されていたアストラゼネカのワクチンも、ウイルス大臣の鶴の一声によって接種が停止された。ワクチンの信用性とか是非はここでは議論しない。大切な事実は、市場参加者の一部がワクチンに期待していたということである。そのような楽観的な期待は今や後退してきている。

日本国政府は、水素時代を念頭に、レアメタルの備蓄を始めると発表した。ここにはもちろんプラチナが含まれると期待される。これまでおこなってきた原油やガスの備蓄を縮小あるいは現状維持し、かわりにプラチナやコバルトなどの将来必要になるであろうメタルを来年度から買い始めるということになる。とりあえず日本に関連するニュースしかまだ調べていないが、おそらく世界各国が同様の動きを見せると考えられる。

自分がささやかに期待しているのは、テスラがプラチナETF買いに入ってくるのではないかということだ。テスラにとって、プラチナの価格上昇は本業で競合するであろう燃料電池の普及を遅らせる効果がある(テスラはリチウムバッテリーを採用する)。ビットコインや金ETFに流動性資産の一部をふりわけるという告知がなされたことでビットコインが大幅上昇したが、仮にテスラが戦略的な意図をもってプラチナ市場に参入してこれば、そもそも流通量の少ないプラチナにとっては大きな追い風になる可能性がある。その比はビットコインどころではない。

いまのところ、自分の購入した水準より大幅に価格が上昇したから、このまま売却せずにホールドしていくつもりだ。押し目があれば買いで入っていきたい。

2021年2月6日 週末のプラチナ

2月6日は土曜日だ。昨日までの相場の反省をmemoする。

1月頭以降、1140ドル付近に5回以上タッチしながら抜けられない相場展開になっている。この間、下値側では強い下髭をつけながら反発を繰り返し、アタマを抑えられながらの三角持ち合いとなっている。

自分はこの過程で2回Peak to bottomの抜きを成功し、今は買いポジで上昇待ち状態になっている。

ここでポジションを減らすべきかどうか。先週末は米国で雇用統計が発表されて上昇した水準、ちょうど持ち合いの上側ぴったりで終わってしまったので週明けは悩ましいところだ。そんなわけで、少し考えてみたい。

今回の雇用統計の重要なポイントは、昨年11月と12月の失業率がマイナス方向に大幅にアップデートされたことにある。この間、米国は大統領選後の過渡期にあったから、統計の意味合い、バイアスが変化したであろうことは想像できる。

いずれにしろ、バイデン政権はこれを口実に補助金バラマキ、金融緩和の継続方向に動くと思われる。

ユーロドルは昨日時点で切り返し、ドル安のトレンドはいったん終わった印象もある。これはまだ判断しづらく、たんなる押し目を作って戻す可能性もまだ残っている。

南アフリカの経済状態は必ずしも良くないと報じられており、とくに、停電、鉱山のロックダウンが起こった場合は、プラチナ相場が急騰する可能性があるとまことしやかに語られている。南アランドは7円を超え、上昇基調が続いているが、これは同国の財政あるいは経済の好調を意味していない。これがクラッシュするときには、プラチナ相場にはプラス要因になる可能性もある。

そんなわけで自分は、金は上も下もあり、プラチナはそれよりも上値傾向気味、という楽観的な予想をしている。

来週は、無理なポジションを少しだけ整理して様子をもう一週間見守りたい。

2021年年初からみた、プラチナの目標価格

僕の個人的な目標水準は、1900ドル/ozだ(2021年1月現在)

2020年の白金の需給は、結局37トンの供給不足。これは、WPICが調査を始めた2013年以降最大となされている。一方、同じ期間ではまだプラチナ価格は最安の水準にある。

ゴールドが1900ドルまで回復していることを考えれば、プラチナも1900ドル/oz程度まで回復するといいな、と考える。

別の記事で述べたように、現時点でプラチナが値下がりする要因はほとんどない。それと比べて、上昇する因子はざっと考えるだけでも10個見つけることができる。

統計上、プラチナの採掘コスト自体は700ドル以下まで下がっているようで、これだけが投資家の中で引っかかる数字じゃないかと思う。ただ、この数字は「パラジウムやロジウムなどの他のプラチナ族元素が高く売れるからこのくらいまでプラチナが値下がりしても鉱山会社は耐えられる」という意味合いの数字でしかない。つまり、供給側の都合だ。

これから問題になるのは、需要側、消費側がいったいいくらまで金を出す気があるかということである。供給は明らかに不足しているから、需要家にとって安値のうちにプラチナを仕入れることは合理的な選択になる。実際、中国勢は宝飾用のプラチナを大量に仕入れているらしいことが統計から確認される。

1900ドル程度まで上昇したとして、既存の産業が躊躇するかというと、僕はそうは思わない。

そのあたりまで上昇すると、ゴールドと同程度の値段になる。ゴールドが値上がりしてしまった現在、宝飾品におけるゴールドは混ぜ物の割合が非常に高くなってきている。安っぽい割り金ゴールドよりも、しっかりとしたプラチナが欲しいという感覚は強まってくるだろう。

燃料電池用のプラチナは、言っても数百万円の車両価格に対して数万円程度であるから、本質的に価格インパクトを与えるのは現在の相場から一桁以上値上がりするような状況にあなってからだ。だから、2000ドル前後まではスムーズに上昇したとしてもお産業自体へのインパクトは少なかろうと思う。

現在、市場ではインフレからの逃避先を探している状態だ。異常に人気が出ているビットコインは、昨年の安値から6倍まで上昇した。この傾向が今後も続くか続かないか分からないが、いまからあえてリスクをとって仮想通貨に参入するくらいなら、プラチナをコツコツ買うことをお勧めしたい。